木村板金
新潟県上越市にある株式会社木村板金工業様は建築板金業という本業の枠にとらわれず、幅広い活動をされています。それは、むやみやたらに事業の幅を広げるという意味ではなく、環境への貢献という一つの理念の上に成り立っています。今回は木村板金様の過去から現在、そして未来への展望を書かせて頂きます。
会社の体質改善
木村社長と私どもとの出会いは、ある意味運命のようなものでした。
木村社長をある方からご紹介頂き、お話をさせて頂きました。ちょうどその年の決算時に代表交代をされるとの事でした。そのときにお話しされていたのが、自 分なりのスタイルを創り上げたいとの想いを聞かせて頂きました。その中で私たちはISOによる企業化を目指しましょうとご提案させて頂きました。木村社長 はその場で決断されました。しかし、前期も大幅な赤字を出されており、今では笑い話ですがこの取り組みを行うにあたって奥さんと大げんかになったとのこと です。
しかし、木村社長はそんな厳しい状況だからこそ前に踏み出す必要があると、そして目指すべき企業としてのスタイルが見えておられたのでしょう。それから半 年というスピードで認証され、会社は大きく変わりました。社内のメンバーの意識は大きく変わり、現場を全て任せられるようになりました。社長のやるべき事 は明確になり、事業を伸ばすための活動に専念されるようになりました。
今では高い収益性を出し続けられる状態になりました。木村社長は従業員の皆さんに色んな経験をして欲しいという思いから毎年海外旅行へ全員を連れて行ったり、イベントを毎月開いたりしています。
木村社長をある方からご紹介頂き、お話をさせて頂きました。ちょうどその年の決算時に代表交代をされるとの事でした。そのときにお話しされていたのが、自 分なりのスタイルを創り上げたいとの想いを聞かせて頂きました。その中で私たちはISOによる企業化を目指しましょうとご提案させて頂きました。木村社長 はその場で決断されました。しかし、前期も大幅な赤字を出されており、今では笑い話ですがこの取り組みを行うにあたって奥さんと大げんかになったとのこと です。
しかし、木村社長はそんな厳しい状況だからこそ前に踏み出す必要があると、そして目指すべき企業としてのスタイルが見えておられたのでしょう。それから半 年というスピードで認証され、会社は大きく変わりました。社内のメンバーの意識は大きく変わり、現場を全て任せられるようになりました。社長のやるべき事 は明確になり、事業を伸ばすための活動に専念されるようになりました。
今では高い収益性を出し続けられる状態になりました。木村社長は従業員の皆さんに色んな経験をして欲しいという思いから毎年海外旅行へ全員を連れて行ったり、イベントを毎月開いたりしています。
収益性の向上
業績がアップされた理由として直接受注の比率が上がったことがあげられます。
以前はゼネコンからの下請け比率の高い体質でしたが、この数年で元請け比率を大きく伸ばされました。それにより収益率は大幅に伸びました。それは、顧客に とって一番最良の状態は何かを常に考えられる木村社長の想いと、それを実現し、お客様の高い評価を頂ける社員の方々が、お客様にとって本当に必要だと感じ られたからだと思います。
以前に会議の席に参加させて頂いたときに、元請けである設計事務所の社長が参加されていました。しかし、木村社長は会社の利益から全て公表していました。なぜこのような事が出来るのか?それだけの自信と、顧客との信頼関係を得られている結果だと感じます。
現在では一般住宅の直接受注だけではなく、ある大手企業から直接で年間1億近い受注を頂いているとのことです。
以前はゼネコンからの下請け比率の高い体質でしたが、この数年で元請け比率を大きく伸ばされました。それにより収益率は大幅に伸びました。それは、顧客に とって一番最良の状態は何かを常に考えられる木村社長の想いと、それを実現し、お客様の高い評価を頂ける社員の方々が、お客様にとって本当に必要だと感じ られたからだと思います。
以前に会議の席に参加させて頂いたときに、元請けである設計事務所の社長が参加されていました。しかし、木村社長は会社の利益から全て公表していました。なぜこのような事が出来るのか?それだけの自信と、顧客との信頼関係を得られている結果だと感じます。
現在では一般住宅の直接受注だけではなく、ある大手企業から直接で年間1億近い受注を頂いているとのことです。
環境に対しての取組み
以 前から木村社長は環境に対して想いを持っておられました。経営理念にはそれらの言葉を入れ、従業員の方にも伝えていました。ある時に従業員全員で会社の キャラクターを考えようと言ったところ、社員の方々が経営理念をみて、この「かんきょう君」というキャラクターが生まれました。
この活動が新聞にも掲載され、これからはこのキャラクターを知ってもらった方々に環境について考えるきっかけになってもらえればと考えておられます。また、それにより建築板金業がもっとメジャーな産業になるべく、活動を行っておられます。
この活動が新聞にも掲載され、これからはこのキャラクターを知ってもらった方々に環境について考えるきっかけになってもらえればと考えておられます。また、それにより建築板金業がもっとメジャーな産業になるべく、活動を行っておられます。
新会社の設立・そして未来へ
そして、この2007年4月に別会社で「株式会社フープクリエート」と いう会社を設立されました。このFOOPは「Future Of Our Planet」の略で、今後環境に根ざした商品の提供や、様々な工事を受注する会社として木村板金と連動して事業展開を行っていきます。その中で面白いの は、板金の技術を生かした薪ストーブの作成。デザインから製作・設置までを一貫して行う仕組みを考えておられます。これにより、石油燃料のストーブと比べ て大幅な光熱費とCO2の削減に繋がります。デザインと機能にこだわり、全てオーダーメードで行えます。
木村社長と話をしていると、今までの当たり前の仕組みを壊していきたいというチャレンジ精神を強く感じます。惰性で流されることなく、常に社会の状況と、 自分の想いを見つめながら、改革を続けておられます。当たり前の毎日を変えるのは大変なことですが、一歩踏み出した時に見える景色は、その人にしか見えな い素晴らしいものなのでしょう。
木村社長と話をしていると、今までの当たり前の仕組みを壊していきたいというチャレンジ精神を強く感じます。惰性で流されることなく、常に社会の状況と、 自分の想いを見つめながら、改革を続けておられます。当たり前の毎日を変えるのは大変なことですが、一歩踏み出した時に見える景色は、その人にしか見えな い素晴らしいものなのでしょう。